昨年2024年6月末に神戸から長崎へUターン移住して1年が経ちました。
土地家屋調査士事務所でのパート勤務を4月末に辞めて、不動産業の開業に向けて取り組んでいます。
現在、8月1日の開業に向けて準備を進めている途上ですが、一旦ここで立ち止まり、この約3カ月間の歩みを整理しておきます。
不動産業の開業に向けた取り組み(前半編)

前回の投稿で、次の投稿では具体的な不動産業の開業に向けた取り組みを報告するっていうてたけど、5月からは何してたん?

うん、次の①~③に同時に取り組んどったとさね
①宅地建物取引業の免許申請
②日本政策金融公庫への融資の申込手続き
③長崎県の創業支援事業補助金への応募申請

宅建業の開業を目指してたんやから、①の免許申請と②の融資の申込をせなぁあかんのは分かるけど、③の補助金っていうのは何なん?

土地家屋調査士事務所でパート勤務してたときにさ、土地の登記作業で必要になった「一筆座標」を長与町役場へもらいに行くように言われて、行った先の役場の担当部署の受付カウンターに県の「創業支援事業補助金」公募のリーフレットが置いてあるとば見つけたとさね

長与町(ながよちょう)っていうたら、Qが幼稚園から高校まで過ごした町やんか
しかも、パート勤務中やったからこそ行った先で、そんなリーフレットを見つけられて、ついてたな

そうとさね
ただ、申込期限の5月末までにそれなりのボリュームのある申請書類を作成せんばいけんかったのと、補助金の交付決定が予定されている7月末以降に開業することが応募条件やったとさね

なるほどね
ほいで、4月末にパート勤務を辞めて、開業に向けた作業に注力することにしたんやな

そうそう
ただ、もし補助金申請の件がなくても、宅建業の免許申請に要する期間は、県の審査が40日で、加えて、供託手続きに1カ月で、合計2カ月半くらいかかることが分かっとったとさね
そうなると、審査が順調に進んでも開業時期は7月末になるけん、補助金の交付条件の7月末以降の開業とちょうどタイミングが一致しとったとさね

ただ、宅建業の免許申請をするためには、Qの場合は自宅とは別に事務所を設置する必要があったけん、そのための事務所確保と少なくとも開業までの売上のまったくない期間の賃料負担が生じることについて踏み切らんばいけんかったとさね

う~ん
誰かから頼まれた訳でもなく、自分が勝手に人の役に立てるんやないかと思って、不動産業を開業するためとはいえ、ちょっと頭のネジが緩んでるんちゃうか?って思われてもおかしくないような判断やな
ほいで、どうやって事務所の設置場所を選んだん?

去年の6月末に長崎にUターン移住してから、事務所を設置するなら、四季の景色を望むことのできる窓がある物件がいいなぁって思っとたとさね
それで、浦上天主堂近くの地元の不動産屋さんに事情ば話して、3物件見せてもらったうちの一件の東の窓から見えたのが、この投稿の最初に載っている写真の浦上天主堂が見える景色やったとさ
この景色がよくてさ、エレベーターなしの4階やったとけど、ココに決めたとさ

おー、たしかにええ景色やな
毎日、朝と昼と夕方に鳴る鐘の音も聞こえるやろうし、ええな
せやけど、エレベーターなしの4階の事務所っていうのは、普通の不動産屋さん的にはありえへんやろうな

そうとさね
18㎡のささやかなワンルームの事務所ばってん、この景色を望めれれば、なんだか気持ちよく仕事ができそうな気がしたとさね
あと、Qがやりたいのは「長崎への移住を検討している人向けのシェルパ業を不動産業をベースにして営むこと」やけん、比較的、賃料の高い路面店舗を借りる必要はなかとじゃないかなって考えたとさね

なるほどな
一見、筋が通っとるようにも思えるけど、まだお客さんの顔が見えてへん今は「背水の陣 事務所」もしくは「伸るか反るか 事務所」って感じやな
不動産業の開業に向けた取り組み(後半編)

んじゃ、最初に挙げた5月に始めた①~③の取り組みはいま、どうなってるん?

①の宅建業の免許申請は7/3に宅建業の免許証を長崎県庁で無事に受領して、
②の日本政策金融公庫からの融資は6月末に実行されたとさね
それで、残りの③の補助金の件は、7月末予定の採択発表を待ってるところさね

んじゃ、5月末に③の補助金の申請書類を提出してからは、何してたん?

5/22に事務所の引き渡しを受けたけん、事務所内に最低限、設置する必要があるとされている机と椅子、固定電話、FAXを6/5までに設置して、それで写した室内写真を県の免許申請の担当部署へ差し替え提出したりしたとさね

宅建業の事務所には、いまでも固定電話とFAXの設置が必要なんやな
ほいで、そこからはどうしてたん?

予定より早く、6/11に長崎県から審査終了の連絡があったけん、そこからは長崎県宅建協会への入会申込み手続きから6/25の弁済業務保証金分担金の納付まで、一連の必要な手続きに取り組んでいったとさね

なるほどね
そいじゃ、免許取得に向けた取り組み①~③の経過は分かったけど、肝心のお客さんに向けた取り組みはどうなってるん?

Qが取り組みたいのは、不動産業をベースにして、長崎への移住を検討している人の役に立つことなんで、必然的に対象者は県外在住者になるとさね
だけん、リアルの事務所は地面から離れた4階でもよかとけど、ウェブサイトは県外在住で移住を検討している人に近づくことができるモノにすることが大事かとさね

そのためには、Qの「事業に対する想い」とか「提供するサービス内容」をちゃんと伝えるために、自分の手でウェブサイトを作成できることが必要だと思うとさ
そうなると「ウェブサイトを作成するノウハウ」と「具体的な事業計画」の2つが大事になってきたとさね

そこで、後者の「具体的な事業計画」については、県の補助金を申請するにあたって作成せんばいけんかった「事業計画書」を作る際に熟考する必要があったとさね
だけん、いまは「ウェブサイトを作成するノウハウ」を習得しながら、同時に「具体的な事業計画」を盛り込んだウエブサイトを作成しているところたいね

んじゃ、補助金への応募申請書類を作成するのに時間とエネルギーを注ぎ込んだのにも意味があったんやな

そうたいね
いまは8/1の開業に向けて、ウェブサイトの作成をメインに、名刺を作ったり、事務所の掃除道具を揃えたりとか、細かい準備にも取り組まんばいけんときたいね

会社を辞めてからの2年間、名刺なしの生活やったからな
あと、屋号も決めたようやから、次の投稿では屋号に込めた想いとかも話してや

うん
ウェブサイトができたら、そっちにこのブログを移行させて、屋号「あいぜん不動産」にQが込めた想いや、自分では知らなかった気づきについて投稿させてもらうけんね
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コメント
頑張ってますなぁ。
ちなみに長女が長崎大学2年生なわけですよ。
岩屋橋電停の近くに住んでおります。
事務所からけっこう近いよねぇ。
おー、そうなんやね!
岩屋橋電停近くってことは、事務所から近いし、生活圏もかぶってると思うよ
今度、似た子を見かけたら挨拶したいけど、どっち似なんかな?