長崎への移住・定住を考える上で「住まい」と同じくらい、もしくはそれ以上に重要なのが「仕事」だと思います。
そこで、長崎での求人を検索できる3つのサイトのリンクを掲載したページを作りました。
ただ、このページを作りながら、ふと、「自分が長崎へ移住するかどうかを考え始めたときはどうだったかな?」という考えが頭に浮かびました。
というのも、そもそも、検索サイトで長崎の求職情報を検索する前に、自分が今の長崎の就職環境がどうなっているのかを分かっていないことに気づいたことを思い出したからです。
しかし私の場合、長崎に移住して不動産業をベースにして長崎への移住を検討されている方をサポートする生業を開業することを目指すことにしたため、そのときはそれ以上、考えませんでした。
しかし、長崎県外に住んでいる方が長崎の求人情報を検索サイトで検索する場合、検索する前に知っておきたい情報があると思います。
たとえば、私なら知っておきたいと思った情報は、次のようなものです。
①いま自分が住んでいるところと長崎では、有効求人倍率がどのくらい違うのか?
②長崎県内の地域によって、有効求人倍率がどのくらい違うのか?
長崎県では産業によって、新規求人数がどのくらい違うのか?
③いま自分が住んでいるところと長崎では、給与水準がどのくらい違うのか?
たとえば、自分の年齢や経験のある産業で給与水準がどのくらい違うのか?
そこで調べてみました。
すると、上記①②③を知るために有用な情報が「e-Stat(政府統計の総合窓口)」などで公開されていました。
ただ、このデータを読み解くのが大変というか、面倒というか...
一応、具体的な情報名をあげておくと次の通りです。
| 情報名 | 出典 |
| 「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」の表11「都道府県(受理地)別 労働市場関係指標(実数、季節調整値)」 | (出典:e-Stat) |
| 「地域別 有効求人倍率(実数)」 | (出典:長崎労働局「職業安定業務月報」) |
| 「産業別 新規求人数」 | (出典:長崎労働局「職業安定業務月報」) |
| 「賃金構造基本統計調査」の「一般_都道府県別_年齢階級別DB」 | (出典:e-Stat) |
これで情報の所在は確認できました。
問題は、これをどうやって長崎への移住を検討されている方と共有するかです。
一番、簡単なのは、この情報のリンクを貼り付けて「どうぞご利用ください」というやり方ですけど、それでは開業したときから「長崎への移住を検討されている方の役に立ちたい」と言っていることを考えると、口ほどにもない(というか、なさすぎる)ということで、試行錯誤の末、このページとなりました。
ぜひ一度、ご自分の属性や関心のある産業を選択して給与水準等の違いを確認してみてください。
(便宜上、長崎県と比較できる都府県を東京都、愛知県、大阪府、福岡県にしています。ご希望があれば、他の道府県を加えることも可能です。)
実際に私が様々な属性で検索してみた結果の一例をあげておきます。


なお、給与水準の比較データを確認したら、あわせて物価水準の比較データも確認したいところだと思います。(私だけでしょうか)
こちらについては、なかなか統計データで確認し、共有することが難しいこともあり、現地・長崎で確認していただくのが一番かな、と今のところ考えています。


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