前回の投稿では、神戸から長崎への引越しスケジュールの2日目の朝までを整理しました。
今回の投稿では、2日目の朝の引越し屋さんの登場から長崎への移動までを、できるだけスケジュールに沿った形で、主だった点を対話形式で整理してみます。
これから長崎や地方都市へ移住することを考えている方のお役に立てる内容が何かあれば、嬉しいと思います。
引越し2日目:搬出運搬日
前回【Part1】では、引越し当日にコロナを発症したけど、引越し日を延期することは叶わず、ほんで、引越しスイッチがONに入った、ってところまでやったけど、いよいよ搬出作業が始まるんやね
そうそう、引越し屋さんに電話がつながったのが8時過ぎで、そもそも電話をかけた時点では引越し日を延期しようって思ってたけんね
やけん、引越し屋さんと電話で話をしながら、引越しスイッチがONに入った時に、搬出作業の開始時刻を30分遅らせて欲しいってお願いしたっさね
そしたら、予定開始時刻から30分遅い、9:30に引越し屋さんのスタッフの男性2名が現れたっさね
家の中がカニ歩きしないと通られへんくらい、荷づくり後の段ボール箱で家の中が埋め尽くされているのに、搬出作業をする引越し屋さんのスタッフは2名なんか!
すごいな
すごかっさ
しかも、2名のうち1名がマンションの6階の住まいからエレベーターを使ってエントランスホールまで荷物を降ろす担当で、もう一人はエントランスホールに降ろされた荷物をトラックに積み込む担当やったけんさ、居室の中にいる自分たちの目の前で搬出作業をするのは、男性スタッフ一人やったんよね
しかも、Qは解熱剤を飲んだとはいえ、コロナを発症した1日目やったんやろ
どんな感じで過ごしてたん?
9:30に引越し屋さんのスタッフが玄関に現れた時に、名刺を差し出されて自己紹介ば受けた後に「話は聞いていますので、無理せずに過ごしていてください」って言われたっさね
そいで、自分たちで運ばんばいけん貴重品の類とかばダイニングテーブルの上に置いて、自分はダイニングの椅子に座って、その男性スタッフが段ボール箱ば3個重ねて、一度に搬出したりするとば見とったとやもんね
Qの本が詰められてたりして、結構重い段ボール箱やのに、それを3個重ねていっぺんに搬出するんか!
それはまた、すごいな
たしか、住まいの中には、荷づくりされた段ボール箱の他に、家具とか、電化製品とか、観葉植物とか、いろんな荷物があったけど、どんな順番で搬出されたん?
まず、荷づくりされた段ボール箱ば、ほとんど小走りで玄関へ搬出していくけんさ、すごいスピードで荷物が外にどんどん搬出されていくとさ
やけん、ただ、「すごかねー」って思いながら見とったとよ
そいで、昼食休憩ば1時間挟んで、その後に家具や電化製品ば搬出していって、最後に、天井の照明とかエアコンば搬出したっさね
たしか、15時過ぎ頃に搬出作業ば完了しよらしたもんね
そんなにすごいスピードやったんなら、引越し屋さんのスタッフと言葉は交わされへんかったん?
1回だけ、ダイニングテーブルを解体して運び出すときに、テーブルと脚の接続部分が珍しい仕組みになっていたせいで脚が取れんかったときがあって、その時に昔、自分が組み立てた時の記憶をもとにして仕組みば説明したっさね
その時に、いろいろと引越し業界のこととか、教えてもらったっさ
例えば「引越し業界はなり手が減っている上に、最近は辞める人が多くて、人が不足している」とか、「大手の引越し屋さんで、会社内の出世には縁遠いけど、仕事ができる人たちが一緒に辞めて創業した引越し屋さんがある」とか、興味深い話ば聞けたっさね
それは、引越し屋さんを決める前に聞きたかった話やな
ほいでも、解熱剤のせいで、いつも以上にぼーっとしている頭で、ようそんなことを聞けたな
自分が知りたいことを聞けるタイミングになると、遠慮せずに相手に教えてもらおうとするQの性格は、コロナに罹ってるときでも変わらへんねんな
じゃ、引越し屋さんの搬出作業が終わってからは、どうしたん?
翌日の長崎の新居への搬入作業に向けて、神戸空港から長崎空港行きの19:40の便に乗って長崎へ移動せんばいけんかったけん、次の3つの作業ばしたとさね
一つ目は、住まいの掃除やね
自分たちで持ち運ぶ荷物以外は全部、搬出されてなくなった部屋内に掃除機ばかけて、ゴミ袋に入れたごみは、事前に管理人さんに相談した時に指定された場所に、置かせてもらったっさね
ちなみに、このために必要だった掃除機は、スーツケースに入れて、長崎まで自分たちで運んだけんね
二つ目は、不動産屋さんとの立会いやね
予定通り16:30に、貸主から管理を受託している不動産会社のスタッフがきたけん、掃除機をかけた後の室内ば一緒に確認して、鍵ば返したとさね
不動産会社のスタッフ曰く「貸主に確認結果を伝えた上で、後日、敷金の返金額を連絡します」ってことやったね
最後の三つ目が、今日中の長崎への移動やね
引越し2日目:自分たちも長崎へ移動
荷物は引越し屋さんが長崎まで運んでくれても、自分自身(と貴重品)は、自分で動かさなぁあかんもんね
実際、コロナの症状を解熱剤で抑えながら、どうやって移動したん?
まず、マンションの管理人さんに挨拶して、スーツケースを引きながら、神戸空港へ向かったっさね
この時に歩きながら「家の鍵を持たずに外出する機会っていうのは、そうそうあるもんじゃなかばいね~」って思った記憶があるとやもんね(長崎の新居の鍵の受け取りは翌日だったので)
それで、神戸空港でうどんを食べて、本日3錠目になる解熱剤ば飲んで、19:40の飛行機に搭乗して、長崎空港に予定通り、20:40に着いたっさね
長崎は小雨で、そこから空港バスに1時間乗って、長崎駅前で下車して、タクシーで長崎市内にある義実家に辿りついたのが、たしか、22時頃やったとやもんね
朝起きたときには、今日の引越しは延期しようと思ってたんやから、怒涛の一日やったね
しかし、こんな遅い時間に、しかもコロナに罹った家族がやってくるんやから、迎え入れる義父母は大変やったやろうね
そうなんよね
コロナが「5類感染症」に移行したっていっても、最大限、うつさないようにして過ごさないといけないことに変わりはないけんね
義実家に着いて、ねぎらいの言葉をかけてもらったあとは、すぐに離れて過ごしたとさね
そいで、この後、シャワーを浴びて、食卓に用意してもらっていた夕食を家族でいただいたときは、感謝の気持ちでいっぱいやったね
それはホンマ、ありがたいことやったね
せやけど、これまでのこのブログの投稿の中で、Qは「神戸から長崎への移住」って言うてるだけで、「神戸から長崎へのUターン」って言葉は使ってへんかったけど、どういうことなん?
たしかに、33年ぶりに長崎に帰るけん、今回の移住はUターンって言葉に該当するって思うとけどさ
ただ今回、自分がUターンで帰る長崎は、自分が高校を卒業するまで過ごした長崎とは、全然違う街になっているって思わんばいけんとじゃなかかなって感じてるとさね
たしかに、Uターンっていう文字の通り、地理的には関西から九州の西端にある長崎へ戻るわけやけど、そのUの文字の両端にある長崎は、きっと33年の時間を経て、異なる街やと思うとさね
もちろん、自分も33年前の自分とは違うけん、そこはバランスを取りつつ、知らないことは謙虚に教えてもらうつもりでいこうって思うけん、「Uターン」じゃなく「移住」っていう言葉ば使とっとさね
ふーん、相変わらず、面倒くさいことを一人で考えとるな
でも、Uターンやったおかげで、熱いシャワーを浴びれて、美味しい夕食をいただいて、心地よい布団で眠ることができたんやから、「Uターン」様様やんか
うん、ほんと、リアの言う通りばい
今回、Uターンのおかげで自分たちが蒙ることができたことを大事に記憶して、自分が来春、開業したいと思っている移住希望者の方をサポートすることを念頭においた不動産業の中で提供する事業メニューに何らかの形で加えられたらよかとけどね
せやね
しかし、ようやく引越し2日目の晩まできたね
長崎の新居への搬入日となる引越し3日目は、【Part3】で聞かせてもらうわ
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