私がすきな本の一つに詩人 長田 弘の「なつかしい時間」(岩波新書)があります。
(この本については以前、ブログで取り上げています)
この本の中にある「大切な風景」という章は次のように始まってます。
わたしたちは風景のなかで生き、そして暮らしています。景勝・絶景といった特別な風景でなく、ここで言う風景というのは、わたしたちの日常の風景のことです。わたしたちの生活の目印、ひいては人生の目印となっているのは、そうした日常の風景です。(p6)
このページでは、長崎の坂の上から見える風景や坂の向こう側の風景を集めていきます。
できるだけ、空き家が多いと聞いている、車が寄りつくことのできない場所の風景を。
車が寄りつけない場所ということは、スクーターか、徒歩で行くことになりそうです。
どんな発見があるのか、ないのか、動きながら、探索しながら、感じて考えてみようと思います。
各ブロックの下にあるボタンをクリックすると地図の上で撮影場所を確認できます。
No.2:立山1丁目(2025年11月)

地図を眺めていて立山の坂の頂上からの景色を眺めたいと思い立ちスクーターで上りました。
しかし、頂上から下る道の真ん中に立つこの大樹の存在感の方が圧巻でした。
ここは諏訪神社の裏にあたる立山1丁目です。
No.1:田手原町(2025年10月)

初めて訪ねる友人の家に向かって、曲がりくねる坂道をスクーターで上りました。
どこかで道を間違えたらしく、地図をひらくとそこは初めて訪れた「田手原町」でした。
坂の上にこのような景色が広がっているとは!
