神戸市から長崎市へ引越しました!【Part1】

神戸市灘区 G赤坂からの眺望 風景+叙景・雑感

6月末に神戸市から長崎市へ引越して、約3週間が経ちました。
社会人として27年間過ごした神戸から33年ぶりとなる長崎へ帰ってきたことになります。
ようやく、こちらの土地や空気に心と体が馴染んできて、これまでは目に入っていても見えていなかった景色を次第に観ることができるようになってきているように感じます。
ただ、引越し前後の時間は怒涛の勢いで流れていった感があり、すでに記憶が怪しい部分もあります。
とはいえ、なかなかできない経験であり、これから長崎や地方都市へ移住する方のお役に立てる内容もあるかも知れませんので、整理しておきたいと思います。

引越しの概要

今回の引越しは、13年ぶりとなる引越しでした。
前回は、神戸市内の垂水区から灘区への引越し(Googleによると距離:22km)でしたので、その日のうちに完了しました。
今回は、神戸市灘区から長崎市内への引越し(Googleによると距離:730km)でしたので、神戸市灘区の住まいから引越し屋さんが荷物を搬出した日の翌日が、長崎の新居への荷物の搬入日というスケジュールでした。
また、前回の引越しの時に荷づくりが大変だったことを思い出して、今回は荷づくりから引越し屋さんへお願いしました。(荷づくりは引越し屋さんが行い、荷ほどきは自分たちで行うプラン)
引越しの大まかなスケジュールは、1日目が荷づくり日、2日目が搬出運搬日(自分たちも移動)、3日目が搬入日という流れでした。
ここまでの引越しの概要を踏まえた上で、できるだけスケジュールに沿った形で、主だった点を以下に対話形式で整理してみます。

引越し1日目:荷づくり日

リア
リア

今回は「荷づくりおまかせプラン」で引越し屋さんに頼んだんやったよね
引越し1日目を迎えるまでは、どんな感じやったん?

Aizen-Q
Aizen-Q

1週間くらい前に、引越し屋さんに段ボール箱を10箱ほど持ってきてもらって、大事なものとかを自分たちで詰めていったっさね
そいで、詰め終わった箱の側面に、この中身が神戸の住まいのどの部屋にあったか、そして、大体、どんな物が中に入っているのかが分かるように書いていったんよね
ばってん、日常生活を送りながら、荷づくりした段ボール箱を家の中に置いておくのは10箱くらいが限度やったけん、あとは、引越し1日目に引越し屋さんと一緒に荷づくりすることにしたんよね

リア
リア

せやったね
引越し1日目の荷づくりは、どんな感じで進んでいったん?

Aizen-Q
Aizen-Q

まず、8時過ぎに、引越し屋さんの男性スタッフが段ボール箱を20箱くらいリビングに置いていってくれてさ、そこから1時間くらいの間、自分たちで荷づくりしたいものば詰めていったっさね
荷づくりの最中はホコリと一緒に過ごすことになるけん、窓は開けて、久しぶりのマスクをつけての作業やったね

リア
リア

なるほどね
いきなり引越し屋さんの荷づくりスタッフが来て荷づくりを始めるんやなくて、まずは自分たちで荷づくりしたいものを詰める時間を最初に設けてあるとは、よぅできとるね

Aizen-Q
Aizen-Q

そうなんよね
そいで、9時に引越し屋さんの荷づくりスタッフの女性4人が来て、そのうちのリーダーの人からの質問に答える形で、本棚や食器棚、そして床とかに置いてあるいろいろな物とか家具や荷物を長崎の新居のどの部屋に運んで欲しいのかを答えていったっさね
やけん、この日までに、神戸の住まいにある家具を、長崎の新居のどこに置くかを、間取り図を描いて、家族と打合せしといてよかったとやもんね
特に、神戸の住まいはマンションやけど、長崎の新居は戸建で、住むのはその2階と3階やけん、引越し屋さんが搬入して段ボール箱ば置いてもらった階と実際にその中の荷物ば使う部屋が違っとったら、自分たちで段ボール箱ば上げ下げせんばいけんごとなるけん、本当に大変かとやもんね

リア
リア

結局、住み始めて初めて分かることもあって、そのせいで段ボール箱を抱えて階段を昇り降りしたせいで、妙に実感がこもってるね
ほいで、荷づくりには、どのくらいの時間がかかったん?

Aizen-Q
Aizen-Q

たしか、荷づくりが完了したのは、17時やったね

途中、荷づくりの女性スタッフが2名増員されたり、段ボール箱が追加で持ち込まれたりしたけん、家中がさ、人と荷づくり前の段ボール箱と荷づくり後の段ボール箱で埋め尽くされて、カニ歩きしないと通られんような状態になったもんね
とくに、キッチンの中での荷づくりが始まったら、冷蔵庫に近づくことが難しくなったけん、外の自販機に水ば買いに行って、そいば玄関に置いとって飲みよったもんね

リア
リア

家族のほかに引越し屋さんの荷づくりスタッフの大人が4~6人、一緒におって作業をするんやから、扇風機で過ごせるくらいの日でよかったやんか
ほいで、引越し1日目の荷づくりは無事に終わって、翌2日目に備えたんだっけ?

Aizen-Q
Aizen-Q

そいがさ、そがん甘くなかったっさね
じつは、荷づくり作業の昼休みが終わって、作業を再開した頃から妙に体がきつかったっさ
作業が終盤に差し掛かった頃には、立っとくことも出来んくらいきつかったときもあったけん、脱水症状かな?とか思って水を飲みながら過ごしてたとけどね
夕食の弁当ば買いにいつもの水道筋商店街に行って戻ってくるときには、あまりのだるさに、いつもの上り坂を、これまでにないくらいゆっくり歩いて帰ったとやもんね

リア
リア

そうやったね
あれほど、水道筋商店街から家までの坂道を遠く感じたのは初めてやったね
あのときはまだ、ここ数日の引越しに向けた準備作業で疲れが溜まっていて、周囲の引越し経験者から言われた「50代での引越しは若いときの引越しと違って大変」っていう言葉を思い出して、「ホンマやな~」とか思ってたんやもんね

Aizen-Q
Aizen-Q

そうそう

そいで、買ってきたお弁当を食べて、シャワーをして、荷づくりを終えた段ボール箱をよけるカタチで、いつもとは違う方向を向いて、眠ったんよね

引越し2日目:搬出運搬日(自分たちも長崎へ移動)

Aizen-Q
Aizen-Q

そしたら、未明に熱と頭痛で目が覚めて、自分にとって初めてのコロナを発症したことに気づいたんよね
でも、前日の荷づくりが完全に完了してたせいで、体温計や冷却シート、風邪薬は全部、段ボール箱に収められてしまっていて、どこにあるとか分からんし、家族と一緒に探す気力も起こらんとさね
そいで、明け方まで、熱と頭痛で眠れずに過ごしながら、今日の引越しをどうするか思案しよったとやもんね

リア
リア

うーん、ただでさえ大変やって聞いていた引越しやのに、コロナに罹って、よりハードルを上げて取り組むことになったんやね
けど、夜中に熱と頭痛で目が覚めて、よう、コロナに罹ったって分かったね

Aizen-Q
Aizen-Q

そいがさ

じつは、引越し1日目の3日前に家族が体調ば崩して、その翌日に病院に行ったら、検査でコロナ陽性であることば告げられとったっさね
家族が初めてのコロナに罹って心配やった上に、引越しを予定通りに行うかどうか、判断せんばいけんかったっさね
そこで、神戸の住まいを退去するにあたって、すでに不動産屋さんに「解約通知書」ば提出しとったことば思い出して、引越しの延期は難しかって判断したんよね
でも、病院では「今日から5日間は安静に過ごしてください」ってお医者さんから言われとったけん、体調ば崩した家族は最低限、必要なことだけをしてねってことにして、荷づくり作業から引越し屋さんにお願いしていた引越し作業は、自分と引越し屋さんのスタッフでするけんねってことにしたっさね

リア
リア

そしたら、引越しを予定通りにすると決めた自分が、よりによって引越し当日にコロナを発症したってことやったんか!
そんな経過で夜中に熱と頭痛で目が覚めたら、即、自分がコロナに罹ったって検査せぇへんでも分かるわな
でも、結果的に予定通りのスケジュールで引越したんやから、どないかなったってことなん?

Aizen-Q
Aizen-Q

明け方まで発熱と頭痛の中で考えた結論は「予定通りの引越しは無理やから、引越し日を延期しよう」ってことやったんよね。
実際、家族二人ともがコロナやけん、引越しの延期手数料が契約金額の50%かかったとしてもしょうがないし、不動産屋さんもコロナに罹っている賃借人に対して「解約通知書」に記載した通りの日時(本日16:30)に出て行けとは言わんやろう(「自分が不動産屋さんの立場だったら言えん」っていうだけの根拠)って考えたんよね。
そいで、朝6時ごろにその結論を家族に伝えて、了解を得て、7時ごろに引越し屋さんへ「本日の引越しを中止して、引越し日を延期したい」旨を意を決して申し出るための電話をかけたら、電話に人が出んとさね。
電話に流れてくるのは丁寧な自動音声で「営業時間は8時からになっております…」ってだけで。
でも、予定では搬出作業は8:30開始ってことやったけん、作業スタッフはすでにこっちに向かっとるばいねっていう状況下で、8時までの間に引越し屋さんに何度か電話したとさね

リア
リア

引越し当日にコロナを発症した人は、ある時期にはそれなりにいたかも知れへんけど、最近では少なくなっていたやろうね
ましてや、神戸から長崎への引越しを、引越しの当日に延期したいっていう申し出なんやから、引越し屋さんも「はい、そうですか」とはならへんやろうし、なかなか想定できへん展開やな
ほいで、結局、どうなったん?

Aizen-Q
Aizen-Q

結局、8時過ぎに電話がつながって、こっちの希望を伝えたら、引越し屋さんの責任者が電話口に出てきて、申し訳なさそうに、次のように言われたとさね
「今月の予定はすでに詰まっています」
「延期しようとしても、長崎への引越しに必要となる長距離ドライバーを新たに確保する必要があり、延期後の引越し日は来月7月になりますが、7月のいつになるかは分かりません」
「依頼者がコロナに罹っていても、窓を開けて、マスクをしていてもらえれば、あとは私どもの方ですべてやりますので(依頼者は無人だと思って)、大丈夫です」
これで、予定通りに引越しばせんばいけんってことがハッキリしたっさね。
それで、電話を切って、家族にその内容を伝えて、引越しスイッチがONに入ったっさね。

リア
リア

なるほど、引越しスイッチね、おもろいわ
でも、発熱と頭痛がしんどかったんやろ?

よう、そんなんで、長崎へ移動できたな

Aizen-Q
Aizen-Q

じつは、朝7時ごろに解熱剤が入っている段ボール箱ば家族が見つけ出してくれて、そいば飲んだっさね
そしたら、引越しスイッチがONに入った8時頃から、熱も頭痛も収まってきたとやもんね
そもそも、体温計は見つからんままやったけん、熱が何度あったのかも、分からんとけどね
ただ、解熱剤の入った箱には「一日の服用は3錠まで」って書いてあったけんさ、「今日はあと2錠飲んで、飛行機に搭乗して、長崎に帰り着かんばいけん」って思ったことだけは覚えてるとやもんね

リア
リア

うーん、想定外のコロナも出てきて、「大」引越し日記になってきたやんか
これから長崎や地方都市へ移住することを考えている人の役に立つような内容かどうかは分からへんけど、とりあえず、おもろいんで、ココから先は【Part2】で聞くわ

プロフィール
藹然として移住に挑戦中

これまでの経験+新しい学びで地方都市 長崎への移住と不動産業の開業を目指しています。私が長崎での住まいや仕事を検討するために確認したデータや考え方、実際に移住する中で得た知見や経験を掲載します。同じ長崎や地方都市への移住を考えている方のお役に立ったり、情報交換ができると嬉しいです。

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